2011.03.26

旅人は海を目指して。

いろんなことがここ暫くの間でありすぎて、日記に綴りたいことはたくさんあったのですが、まとまった文章を書くだけの心のゆとりが皆無でありました。家も命も無事なのに、何を甘えたことを言っているのだろうと我ながら思いますが、情けないことにまだまだ自分の身の回りのことで手一杯な日々です。


それでもどうにか踏ん張って、先週の土曜日に阿佐ヶ谷へ足を運んできました。風太郎企画25th「土曜日の旅人達」@NEXT SUNDAY。敢えてライヴを決行するという決断に至ったみんなの心意気を聴きに、そしてひとりでは立ち上がれなくなっていた自分の心を立て直す力を貰いに。
本当はみんなとたくさん話したいことはあったのだけれど、ただ音に身を委ねることだけで精一杯でした。ごめんなさい。つまんなそうに見えてなかったかな。そんなこと全然なかったからね。


こんな精神状態で聴きに行ったライヴなので、細かいレビューは書きません。開始直後に余震があったにもかかわらず、出演者もお客さんも、そして誰よりオーガナイザーの風太郎くんも、全く動じることなく冷静に対処してライヴが進んでいったのは、本当によかった。風太郎くんは25回めにして、素晴らしいオーガナイズを見せてくれましたよ。節電に配慮しての生音ライヴ、最高でした。自分の声と音で届けよう、そしてそれを受け取ろう、という想いが、ステージの上にも客席にもいつも以上に会場に満ちていて、今、ライヴをやる意味って、ちゃんとあるじゃん、と思わせてもらえたことは、僕にとってかけがえのない力になりました。
みんなどうもありがとう。


まだまだしんどいけれど、僕はどうにか生きています。
僕にできること、まだあるかな。探し続けてみたいと思います。
ゆっくり、ゆっくり。

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2011.03.13

僕らが奏でる祈りのうた。

まだ思いつきでしかないので具体的なことは何ひとつ考えていないけれど、音楽で何かできないかなと思うのです。


停電の中、情報を入手できる限られた手段はワンセグとラジオだけで。真っ先に聴こえてきたラジオからの音声は、被害の状況を伝えるアナウンサーの声ではなく、「上を向いて歩こう」のインストゥルメンタルで。偶然にしてはできすぎの選曲。不安と緊張で張りつめた空気が一瞬で和らいだな、とか。


灯りが点かない間、真っ暗闇の中で不安気なお年寄りたちの心を解きほぐそうと、看護師が奏でた三線の音色と、誰からともなく歌い出した歌声は、疲れ果てていた職員たちにも言葉にできない安らぎをくれたな、とか。


これが音楽の力だ、って。


日付と場所さえ決めれば、ライヴくらいできるよね。そこで集まった何かを、被災地に届けることくらいできるよね(個人からの救援物資は役立たないことが多いから、募金でも何でも)。


何か、できないかな。
結構本気で、考え始めてます。

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2011.02.19

配信で音楽を買うのがエコとか言ってんじゃねえよ。

昨年リリースなので今更ですが、たむらぱん「ナクナイ」が名盤過ぎてびっくり。メロディもアレンジもこれでもかと言わんばかりのバリエーションを見せる一方、一見ふざけているようでいて味わいと深みのある歌詞にも感嘆。「才能が迸る」という表現がこんなに相応しい人も近年なかなかいないのでは。椎名林檎風でいて確実に一線を画した「SOS」が只今パワープレイ中です。


でも、こういう素敵なアルバムが世の中を動かすほどには売れていないんだよね。わたしがウザいくらいにプッシュしている前野健太だってインディーズだし(勿論、メジャー万歳インディーズ残念なんてこれっぽっちも思っていませんが)。
それにしても、とつくづく思わされたのが、今週のオリコンアルバムチャート。いやあ、すっかり酷いことになってますよ。1位の売上1.6万枚。10位で5000枚ちょっと、2000枚売れればベスト50入り。なにこれ。本当に世の中でCDって売れてないんだね。そりゃHMVも店を畳むわ。
AKBやジャニーズのCDは最早「意味」が違うから同列で語れないし、このままじゃいつか本当になくなっちゃうよ。CD。音楽はもともとかたちのないものだから、この先も歌い継がれていくと思うけど、「アンチシャッフル再生派」のわたしとしては、「盤」としてひとつのかたちがあるものを手にする喜びは続いてほしいのです。
あ、それと自分のCDが出ないこととは別問題ね。←先手


昨日・今日は休日なのでもっぱら吸収に励む日々なのでありますが、そんな中ふと思い出したのがこの曲。うたをうたうことはよろこびなのだ、ということを忘れがちな僕の自戒のためにも、いつかカバーしたい曲なのでありました。最初のカウントを是非がる蔵さんの参考にしてほしい仕上がりですw

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2011.02.07

Maeken february 6。

本当は今日こんな時間に日記を更新する予定はこれっぽっちもなかったのですが、いろいろありまして(汗)本日急遽仕事がお休みになりまして。実はつい先日まで同居人M氏がインフルエンザに罹っていたのですね。んでもって実は昨日からほんのちょっとだけ体調が優れなかったわたくし、ぽろっとそんなことを職場の人に伝えたら「今日だけ休んでよろしい」と。裏を返せば単に容疑者扱いされてるわけですが(笑)。
そんなこんなでぽっかり予定の空いた月曜日。すっかり出かけるつもりで早起きしてしまっていたので、朝食がてら立ち寄ったベローチェにはくたびれたおっさんだらけ。まだ朝なのに。そしてきっと僕もそのひとり。嗚呼、朝なのに。ホットティーも、コロッケサンドも、なんだか寂しい味だったな。若干気分も揺らぎ気味なので、久々におクスリを飲んでおこう。


いまいちなカラダを引きずりながら、昨日はどうしても出かけねばならず。前野健太ニューアルバム「ファックミー」のリリース日であり、ライヴ映像集「DV」の先行リリース日であり、アルバム発売記念ヴィレッジヴァンガードインストアプチツアーの日であり、もひとつおまけに前野さんのご生誕記念日でもあったので。


まずは中野レコミンツへ「DV」を受け取りに。
なんと僕がこのお店での予約第一号だったらしく、受付番号1番でした。確かにいかにもまだ準備整わずな感じで、そこいらのメモ紙に名前書かされたな。ここで買うと特典DVDが付くのですが、そのジャケット写真が4種類あるそうで、「お好きなのをどうぞ」と言われたものの、正直どれも絶妙に微妙な仕上がりw いちばん怪し気な写真のものを戴くことにしたところで店員さん曰く、「(「DV」の)松江監督、店の外にいますから。是非お声かけてサインとかもらっちゃってください~」
店の外に目をやると確かに監督が! おお!
というわけでそそくさと会計を終えて店の外へ。
外へ。
外へ……………監督もういない(笑)。
この一瞬のうちに、一体どこへ!!!!!(笑)
タワレコで偶然前野さんにばったり、てな話すらTwitterでは流れていたのに、わたしのこの運のなさと言ったら。監督……またいつか……とほほ。


気を取り直してインストアライヴ会場へ。
このライヴはヴィレッジヴァンガード2店舗(新宿マルイカレン店/高円寺店)をなんと本人と一緒に移動しながら行う、という実に無謀な試みだったのですが、新宿でのライヴ会場からみんな一緒に中央線で移動して、高円寺パル商店街をそぞろ歩き、高円寺店で再びライヴ、そして寒空の下(笑)サイン会まで、本当にやらかしてくださいましたよ彼は。いやーすごいね。こんなのできるの前野健太くらいでしょ。


20分前に着いたヴィレッジヴァンガード新宿マルイカレン店は既に人、人、人。ちょっとは店を物色できるかななんて思ってた自分が甘かった。あまりの混み具合に、少し早めに始めますとのアナウンスと同時に前野さん登場。
彼のライヴでは「リクエストに応えないリクエストコーナー」が恒例なのですが、前半戦の新宿ではかなり忠実にリクエストに応えてくれましたねー、ってそれが世の中では普通ですが。最近のライヴでカバーしているらしいAKB48「ヘビーローテーション」まで披露。なのに「○○(曲名)やってー」「それは違うな」と断ることも度々(笑)。「ファックミーやってー」「それはアルバムに入ってるから」とかも言ってた。アルバム発売記念のインストアライヴじゃないのか(笑)。今、俺が歌いたいと思ってる曲を当ててごらん、という感じなんでしょうな。なんで自分の曲よりAKBを歌いたがっていたのかは謎ですが。


係員の誘導が若干ぐだぐだでライヴ後の店内は些かカオスな状況でしたが、一旦丸井のビルの外に出て、前野さんが先導していざ新宿駅へ大パレード。因みに、昨日まで東京では乾燥注意報が38日連続で発令されていたのですが、雨男・前野さんのおかげ(?)で、この時間帯を狙うかのように外は雨降り。日本の空模様をも変える男・前野健太。さすがです。
新宿から高円寺まで、中央線の一車両をほぼ占拠する勢いで乗り込んだ我々。時刻表まで当たり前に奇跡的な状況となっておりました。

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移動中、まさかの車内ライヴを始めようとする前野さん。
「雨のふる街」を歌いかけたもののさすがにどこからか苦情の声が聴こえ、小声で、ギターも爪弾くように、それでも懲りずに歌い直す前野さん(笑)。いきなりこの光景に出くわした何も知らない乗客の方々はさぞ驚かれたことかと。それでも、周りがたまたま背の低い女子ばかりだったおかげで、思いがけぬ特等席で聴けちゃいました。いいうただったからどうか許してあげて。「ロマンスカー」中央線バージョンも!


いよいよ電車は高円寺駅到着。
前野さんの「はい、みんなチラシ掲げてー」の声に従って、「ファックミー」と書かれたチラシや紙袋をヒラヒラさせながら、さながら宝塚の舞台のように(笑)階段を降りてくる一行はマジで壮観でした。前野さんも「ファックミー」を歌い始めるサービスまで!さすがに改札を通り抜けるときだけは「はいみんなパスモ~」と止めてましたが、JRだからそこは「スイカ」ではないかと……。


高円寺店のあるパル商店街ではまさかの生「ライブテープ」体験が! 歩きながらの「100年後」。これがある意味この日のハイライトでした。生声・生音がやっぱいちばんよかったです。
お店に到着すれば、新宿店を更に上回るお客さんで一杯。姿が見えぬまま歌声だけ聴いていた方も多かったようで、なんかもう汗だく。ここではニューアルバムからの選曲を多めに、途中バースデーケーキのサプライズもありつつ、気がつけばトータル90分以上に渡るライヴは幕を閉じたのでありました。これはもうインストアライヴを遥かに越えた、ただのワンマンライヴ。


そして何故か寒風吹きすさぶお店の外でサイン会。

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元旦に「ライブテープ」を演った前野さんには何故か冬の寒空の下が似合います。悩んだ挙げ句にここでアルバムを買ってしまったわたし、CDとDVDにまんまとサインを戴いてまいりました。
ライヴ中から「どんどん撮って、ツイートして(笑)」と仰っていたのですが、それどころじゃないくらいの凄まじいライヴ体験だったので、せっかくのチャンスでしたが前野さんのイカした写真は撮れずじまい。。。残念。それでも後になってTwitterを検索してみると、わたしがしっかり見切れてる画像がわんさか出てきて、違う意味でびっくり(笑)。

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それにしても、店舗ごとに違う特典付けるはサイン会(しかもやたら低姿勢で丁寧な)やるは生写真プレゼントに「一緒にチェキで撮ろう」なんてこともやるはおまけにホントに「ヘビーローテーション」歌っちゃうは、ご本人も認める「AKB商法」はありがたいですが程々でもよいかと思いました。
おしまい。


■SET LIST(間違ってるかも)
<新宿マルイカレン店>
1. 豆腐
2. love
3. 青い部屋(8ビート)
4. 病(Yah! my blues)
5. フォーエバーヤング片町2011
6. ヘビーローテーション(AKB48カバー/サビだけ)
7. ハッピーバースデイ・ディア・ファックミー(笑)
8. 鴨川
9. ファックミー

<中央線車内>
10. 雨のふる街
11. ロマンスカー(中央総武線バージョン)

<高円寺駅>
12. ファックミー(ちょっとだけ)

<高円寺パル商店街>
13. 100年後

<高円寺店>
14. 生きている私
15. ヒマだから
16. こいつは強い
17. ロマンスカー
18. タワー浴場
19. あたらしい朝
20. とんこつラーメンくさい街
21. コーヒーブルース
22. 友達じゃがまんできない
23. 天気予報

ENC. せなか

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2011.02.06

高円寺でお会いしました。

このところどんどん日記の内容と実際の日付との時差が広がってきているので、ここいらでどうにか埋めていかないとね。というわけで2/2のおはなし。とんちピクルス「はつはるツアー」@高円寺MOONSTOMPに行ってまいりました。
夜勤明けではありましたが、しっかり家で仮眠をとってから出向いたので体調万全。「九州物産展」にも、前日のleteにも行けずじまいだったのでね、この日を逃したら次がいつになるかわからなかったから。


共演のバロンさんは初聴きだったのですが、事前にサイトを覗いてみればアラなんだかちょっと素敵な音楽じゃあないの。どことなくいっこく堂さん風味なルックスもいい味だし、大道芸、ボードビル、なんていうキーワードから連想するに、きっと初めて聴いた人でももれなく楽しませてくれるに違いない、という確信が。そしてそれは予想を遥かに超えて正しかったのでありました。
何と言っても声が素晴らしいのなんのって! 深みがあって、表情があって、人柄がそのまま波形になったみたいな声。普段はあまり聴かないスタンダードも、彼に歌われるとすっと馴染んできて。途中から参加した相棒のJordonさんも、佇まいからして素敵な方で、本当にしあわせなひとときでありました。このわたしが、CD買っちゃったもんね(普段、よほどのことがない限り、ライヴ会場でCD買わないんです、わたし)。


いろんな動画がようつべにアップされてますが、わたしはこれがお気に入り。これもいろんな意味ですごい。思わず都電に乗りたくなります。


そしてそして、お目当てのとんちピクルスさん。
節分をモチーフにした暗黒舞踏(?)で幕を開けた後は、いつものめくるめくとんちワールド炸裂、でありました。「夢の中でないた」も「鍾乳洞の長い旅」も問題作のアレ(笑)も聴けて大満足。途中、感極まってなのか単に酔っぱらった勢いでなのか、とんちさんが泣き出してしまうというハプニングもあってびっくりしましたが。でも何よりいちばんびっくりしたのは、最後にバロンさんたちとセッションで披露したアンコール曲がコレだったこと。特に狼狽えもたじろぎもせず、嬉々としてセッションを始めるお三方。唐突すぎる選曲に戸惑いを隠せなかったのはわたしひとりだったのであろうか。


二組のライヴを聴いていてしみじみ思ったのは、ああ、音楽が大好きなんだなあこの人たちは、ってこと。そんなん当たり前じゃん、と言われそうですが、そうでもないと思うのよ。少なくとも僕は、彼らに比べたら音楽に対する愛情が足りないと思うのよ。勿論、いろんなやり方で奏でられる音楽が在っていい、と思いはするのだけど、こういう幸せな音楽を、きっと僕は奏でられてはいないんだろうなあ、なんて。
楽しくもあり、いろいろ考えさせられもした、高円寺の一夜でありました。

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2010.11.08

無限の未来をつれてくる。

去年の11月7日、僕は新宿でライヴに出演していました。僕が現在の活動を行う上での重要なきっかけをくれた人が、かつて主催していたイベントを復活させたもので、この日(つまりは昨日)は彼の命日なのでした。追悼とリスペクトの意をこめて、どさくさに紛れて(笑)、僭越ながら彼の曲をカバーさせていただいたりもして。


思いのほかアップロードに時間がかかり日付を跨いでしまいましたが(苦笑)、そのカバー曲を久々にYouTubeへアップしてみました。おかげさまでわたくし、10年経ってもまだ懲りずに歌を歌っております、春日さん。

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2010.10.13

「真夜中の動物園」記帳所。

今年いちばんのイベントと言っても過言ではない(?)、中島みゆきニューアルバム「真夜中の動物園」、早速拝聴いたしましたですよ。
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毎回書いてる気もしますが、今回も買いちゃお。
こ れ は 名 作 で す よ !


正直な話をすれば、ヴォーカルには確かに「老い」も垣間見えますが(語弊があるかもしれませんが、それは決して悪いことではないと思うんです。そうは言ってもヴォーカルは圧倒的な素晴らしさと凄まじさで迫ってきます!)、これまでの時間の積み重ねがあった上での「今」のみゆきさんしかうたえない、「今」のみゆきさんがうたうべき意味や意義がある曲が並んでいるように思います。なのに何故か全体的には初期の香りが漂う、セピアトーンのアルバムな印象。そう思うと、ジャケットが久々のモノクロ写真(これがまた良いのー)なのも納得。


収録曲の中に「まるで高速電車のようにあたしたちは擦れ違う」という、やたら長ったらしいビ○イング的なタイトルにもかかわらず、このフレーズは一切歌詞の中に出てこない、という曲がありまして。いいなあこういうの。深読みし甲斐があって。
サビのド頭の一行まるまるがそのまんまタイトルになってて、なのに全体の内容を象徴しているとはとても思えない、みたいの、はっきり言って大嫌いなんですよねーわたし(毒)。タイトルを何だと思ってるんだ、と、タイトルが決まらないと曲を書き出せないわたしは力説したいのでありました。
因みにこの曲はたむさんが好きそう(決めつけ)。


それにしても今回の歌詞はホントーに素晴らしいですよ! 歳を重ねている人であればあるほど、沁みるものがあるような気がします。上っ面をなでるようにしか読めない歌詞が氾濫している昨今、聴く人の数だけ如何様にも解釈を許してくれることばの数々。ここ暫く中島みゆきに縁遠かった人にも聴いてほしいアルバムだと思いました。
今日は密林に注文してた夜会DVDも届く予定だし、暫くの間はみゆきさん三昧な秋ですな。
自分の曲なんてすっぽり忘れてしまいそう。わっはっは。

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2010.09.21

ねこの森には年一で帰ってます。

すっかり個人的な9月の恒例行事と化しておりますが、今年も行ってまいりました、谷山浩子「猫森集会2010」Bプログラム。
以下プチネタバレありですが、昨日と同じセットリストで演る回はないので、そんなにお気になさらず読み流してくださいまし。ま、それ以前にこの日記を読んでいる方の中で「猫森集会」に行かれる方が、一体どれだけいらっしゃるのか知りませんが(笑)。


「みんなで選ぶ谷山浩子ベスト32」なんていう副題が付いていたもんで、32曲聴く気マンマンで足を運んだわたしでありましたが、考えてみたら32曲もやったら何時間かかるんだっつーのね。というわけで初日の昨日は17位まで、2日めの25日は16位~1位まで、と二分割のメニューでの構成となっておりました。そりゃそうか。ちぇっ。
でもそこはさすがマニアに好かれる谷山浩子、Twitterで投票を募ったせいもあるのか、一筋縄ではいかないランキングでして、1曲目(同票につき33位)からしていきなりのド定番曲でのスタート。フツーのミュージシャンだったらこのテの定番曲はベストテンだよなあ、てな曲の大半は昨日で出尽くした感すらあるセットリストでありました。
それにしても、こおゆう曲が選ばれてしまうところが谷山浩子たる所以か。


以前、オールリクエストの回で次から次へと神業を繰り広げてくれた、パーカッショニストの山口ともさんの神っぷりも健在。特に上記の「まもるくん」でのパフォーマンスは彼にしかできない芸当でしょう。ゆるゆるなのに興奮滾るライヴでありました。満腹満腹。あまりにもよかったので、ついつい明日のチケットも買ってしまった(笑)。
終演後は会場でばったりお目にかかったおともだちミュージシャンの藤井周くんと、閉店間際になるまで近くのベローチェでお茶を啜って帰ってまいりました。いろいろと積もる話がありましてね……へっへっへ。


因みに、Twitterで「猫森集会に行く」とつぶやいた直後に、フォロワーさんが数名減るという悲しい出来事がありました(笑)。みなさま、もし差し支えなかったら、また遊びに来てやってくださいね。。。

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2010.09.11

I believe you, too.

それまで聴いてきた僕の音楽の系譜からは微妙に外れているにもかかわらず、何故だかどうしても耳から離れない、聴かずにはいられない、前野健太のうたを聴きに行ってきました。
デビュー3周年記念公演@吉祥寺・武蔵野公会堂。

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「マン・ション」が聴こえてくる自動販売機前を通り抜け、このところいちばんお気に入りの「ダンス」がうたわれたドトールでひと休み、「そこでsad song!」の山梨中央銀行の隣に立つ、あのホールで待ち合わせ。ライヴにはひとりで行ったのだけれど、吉祥寺だからなのか、どのお客さんともこの場所で待ち合わせをして巡り会ったかのような気すら。


満員御礼のライヴは全くと言って良いほど気負いを感じさせずに進み、うた以外のどこを取っても前野健太な時間でした(なんだそれ)。
全員でくじを引き書かれたパートに交換してぐだぐだ(笑)演奏したのも、
リクエストをさんざん募っておきながら全然まともに演奏しなかったのも、
アンコールでうたわれたのが父親に対する想いのうただったのも、
ダブルアンコールで「100年後」をうたいだした瞬間のテンションも、
最後の最後に「断髪式」と言いつつほんのちょっとしか切らなかったのも、
サイン待ちでやっと僕の順番が来たまさにそのタイミングで巻きの指示が入り、ちょうど僕のところから握手が省略されてしまったのも(とほほー)。
吉祥寺で前野健太を聴く、という気負いを持ちすぎていたのは僕の方なのかも。お客さんもあったかかったなあ。みんなが前野さんの親みたいだった(笑)。


僕にとっての「いいライヴ」の定義は「自分もライヴしたくなるかどうか」で、今夜はまさしく最高のライヴでありました。僕のワンマンライヴも、こんな風にできたら嬉しいだろうな。未だに理由はわからないけれども、いいんだからしょうがない。目標は渋公(!)だそうだけれど、いつまでもこのぼろぼろの、吉祥寺の丸井の隣の武蔵野公会堂が似合う前野健太でいてほしいな、と。


「マエケン」とは前田健でも前田健太でも松平健(←それは「マツケン」)でもなく、僕にとっては一生「前野健太」のことを指すことが決まった9.11でした。

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2010.08.13

其処はてんぷら☆さんらいずだったのか。

mixiが暫く落ちてたせいでちょっとタイムラグが空いてしまいましたが(とmixiのせいにするわたし)、日付変わって一昨日の話。主催者直々にお誘いを戴いたので、藤本大祐×シギ×藤井周スリーマンライヴ@秋葉原PAGODAへ行ってまいりました。シギ目当てのお客さんがごっそりで、なんと100人越えの超満員。
実は初聴きのシギちゃん、とにもかくにも凄かった。久々に聴く、魂の叫び。1~2曲目にハチロクの曲を持ってくるなんて、ソラさんが来るのを見越したかのようなセットリストじゃあないですかw わかってらっしゃるじゃなーいw ご期待通り、この2曲が非常にお気に入りだったわけですが。
勿論他のお二方も大熱唱。それぞれの声に酔わされたライヴでした。至福。


だがしかし、誰とは言いませんがライヴのMCで、「夏ですね」→「夏と言えば虫」→「虫と言えばギョウ虫」→「ギョウ虫検査知ってます?」→「では次の曲です」、という超展開をやらかした某氏のフリーダムっぷりは、かつてのトラくんの超フリーダム司会っぷりを彷彿とさせましたw
あと、転換BGMで「てんぷら☆さんらいず」と「かもめが翔んだ日」がかかる、というライヴハウスのアイデンティティを根底から揺るがす選曲も、個人的には大好きですが、他人事ながらちょっと大丈夫かと思いましたw 「かもめが翔んだ日」のサビ前のこれでもかの盛り上がりとクロスフェイドで、ステージで歌い出したシギちゃんが、さすがにちょっとやりづらそうな表情をしていた気がしたのは、わたしの気のせいではないと思うのですが。真知子に罪はないけれど。たぶん。


そんなわけで、パワーのお裾分けを戴いて帰ってきたわたくし。
いよいよもって資格試験&職場の夏祭り目前であります。
ホントはこんな日記なんて書いてる場合じゃないんです!
あたしは昨日も今日もiPadを衝動買いしそうになるのを必死に堪えるあまり、CoccoとPerfumeのCDを買い損ねて帰ってきてるんです!
明日は夜勤なんです!
寝るんです!

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