« July 2012 | Main | October 2012 »

2012.09.02

「僕らが奏でる祈りのうた」vol.2、御来場多謝。

「僕らが奏でる祈りのうた」vol.2@阿佐ヶ谷Next Sunday、無事終了いたしました。


ご来場頂きましたみなさま、共演者のみなさま、サポートメンバーのみなさま、スタッフのみなさま、いろんな形で応援してくださったみなさま、いつも同じことしか言えず恐縮なのですが、とにかくありがとうございました。
個人的な事情で本当に準備時間が足らず、至らなかった点も多々あったかと思いますが、できうる限りの音楽でのおもてなしと、いつもながらののたうち回るわたしの姿を、夏の終わりの午後のひととき、お楽しみ頂けましたでしょうか。


念願の初共演となるフチモトリョウさん、初ライヴのアカクロさんの吸引力か、はたまた、本ライヴがフェスティバルFUKUSHIMA! 2012 世界同時多発イベント「Flags Across Borders」へのエントリーを行なっていたことも関係してか、予約なしでふらりと足を運んでくださった方も意外に多く、嬉しい限りでした。


7月末、陸前高田と石巻へ震災復興のボランティアツアーに参加しました。炎天下、木陰一つもない中で、用水路を復活させるべくひたすら泥の掻き出しを手伝ってきました。昨年の紅白で長渕剛が中継で歌った、石巻市立門脇小学校も見てきました。何事もなかったかのように復興しているところもあれば、時間が止まってしまったかのように爪痕が雨風に晒されているところもありました。
たかだか数日足を運んだだけで、全てを知ることなんて当然できる筈もないけれど、終わる筈もない「復興」への道のりに、これからも僕は微力でも関わり続けたいと、そう思いを新たにしたことだけは確かです。


だからどうしても、vol.2を開催したかったんです。震災から○ヶ月め、みたいな節目の日ではなく、これといってなんでもない一日に。忘れてしまう生き物の僕なので、過去のことに変わりつつあるあの日のことを、もう一度自分を傷つけ刻み付ける楔として。


それにしても、最後にまさか自分が涙で歌えなくなってしまったのは、不覚以外の何物でもありませんでした。申し訳ありません。あの涙は、達成感でも感動でもなく、むしろ無力感だったように今は思います。結局、一年半近く経っても「vol.2」しか開催できていない自分が口惜しくて。福島で、被災地で、涙を堪えてどうにか笑顔を拵えて日々を生きているたくさんの人を、この目で見てきたというのに、たやすく涙を流してしまった自分が、恥ずかしくてなりません。


今はただ、震災に、そして福島に思いを馳せるきっかけとなるひとときをお届けできていたなら、たかが僕にも少しは何かのお手伝いができたのかな、と思いたいところです。


この日集まった募金の総額は、35700円となりました。こちらは全額、Think the Earth「忘れない基金」へ8/27付で寄付いたしました。僕が昨年から寄付を続けている、実際に被災された方へ直接届く「義援金」ではなく、被災した方をサポートし続ける様々な団体の活動資金へ繋がる「支援金」です。
645285083


来年試験を控えているため、今後の活動予定はほぼ白紙なのですが、できることなら隙間を縫いつつ、「ソラニワ」と「僕らが奏でる祈りのうた」は、今後も継続して開催したいと考えています。よろしければまた、足を運んでやってくださると嬉しいです。
本当にどうもありがとうございました。


入口とステージに飾られた世界に一つだけの旗、気がついてくれましたか?
644623859


■SET LIST

<フチモトリョウさんと>
三鷹台(デュエット)

<sola>
01. beautiful
02. 羊ヶ丘
03. ぼくがつくった愛のうた
04. 風の谷のナウシカ(安田成美)
05. 祈りのうた
06. 凪

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« July 2012 | Main | October 2012 »