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2011.01.27

重き荷を負いて。

かつて6年半お世話になったクライアントの部長さんがお辞めになるとのことで、あくまでもオンサイトでお邪魔していた身分の僕らアウトソース組(=他社)も、ありがたくも送別会にお招き頂いたので、いそいそと足を運んでまいりました。
今は当時所属していた部署自体が解体されてしまったので、全員がばらばらの仕事(中にはわたしのように転職した人も)をしているのですが、こうして部署や会社の垣根を越えて、声を掛け合ってまた集まれるということは、クライアント側が僕らのことを単なる委託先だと割り切らずに、一緒に仕事をしてきた「仲間」だと思ってくれていたのだなあ、と。社内でもここまでクライアントと信頼関係を築けている事業所はない、なんてお褒めの言葉を戴いたこともそう言えばあったっけ。本当にありがたい限りです。


僕は仮にもそのチームを率いる役目を負わされていたわけですが、今振り返っても自分自身にOKを出せるような仕事は全然できていませんでした。ただただがむしゃらに、自分にできることをできうる限りでこなす、ということしかできなかった6年半でした。反省も後悔も山盛りです。
それでも、こんな風にお声を掛けて頂いて、しかもみんな快く集まれて、まるでつい先刻まで一緒に机を並べていたかのように話ができる繋がりの糸を、紡ぐきっかけくらいにはなれていたのかな、と、少しは自分で自分のことを褒めてあげてもいいよね、なんて思ったりもして。


そんなことを思い巡らせながらも飲み会は本当に楽しくて、楽しすぎて二次会をパスしてしまいました。「うつうつ」以前のことをたくさんたくさん思い出してしまって、主賓でもないのに泣き出してしまいそうだったのです。楽しくて楽しくて、早くひとりにならなければと思ってしまったのです。
あれから異動があって、心が折れて、心機一転今の職場に移ってもうすぐ二年。この道を選んだ自分に後悔はないし、今の日々ももちろん楽しいのだけれど、でも確かに、あの時に何かのスイッチが切り替わって、あの時にかけがえのない何かを失ってしまっていたんだ、と改めて思い知らされてしまったということなのかもしれません。彼らは誰ひとり、僕が前職を離れた本当の理由を知らないこともあって。


実は2週間前から、安定剤をお試しで断薬していたんですよね。早朝覚醒だけは未だに続いてしまっているので、眠剤だけは適宜続けつつ。でも昨日はちょっとダメでした。超・情緒不安定。「世界中が誰もかも偉い奴に思えてきて/ まるで自分一人だけが要らないような気がする」というみゆきさんの「蕎麦屋」さながらの穴にすっぽりと落ちてしまった感じで。
体の震えが止まらなくて、久々に寝る前にクスリを飲んで、それでも数時間おきに目が覚めてしまい、無理矢理目を閉じてどうにか眠って。おかげさまで今はそれなりに元気です。今からの夜勤も乗り越えられそうw


みんなそれぞれの歩幅で、今も歩き続けていました。
新たな道を歩む部長さんも、僕のかつての後輩たちも、
そして願わくば僕も。
過去があって現在がある。今日からまた、空を向いて歩こう。

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2011.01.23

ふるさと行きの乗車券。

Twitterでしか繋がりのない人、というのがそれなりに増えてきまして。フォローしている/されているにかかわらず気軽にコミュニケートできるのが、Twitterの醍醐味のひとつでもあるわけですが、そんな風に何度かやりとりを交わした方のおひとりが、気象予報士の増田雅昭さん。リアルタイムに綴られる天気予報ツイートを読みながら、「えー、これから雨って!洗濯しちゃったし!」的自分本位な(笑)レスを返すと、「なるべく早めに取り込んでくださいね!」的至れり尽くせりなレスが返ってくる、という、なんともお人柄の表れたつぶやきが好感度大なお方です。
なにしろ天気予報ですから、土日祝日関係なくつぶやいてくださっていたのですが、そんな増田さんが、ある日突然「Twitterしばらくお休み」宣言をされまして。先日更新されたブログで、お父様がお亡くなりになったことを知りました。


夜勤明けの金曜日は、しげりさんが亡くなってちょうど一年が経つ日。そんなことを思い出したら、無理してでも帰省しなければいけない気がして、夜勤明けの金曜から土曜にかけて、強行突破で実家に帰ってきました。何の予定も入れず、ただ家で両親と過ごしただけ。あまりにも突然帰ったので、僕の分の食事なんて用意されておらず、実家だというのに食べたメニューは納豆ご飯とトーストだけでしたが(笑)。強行突破なので誰にもお土産すら買えておりませんが。許してね。


こんな場所で赤裸々に告白するのもナンなのでボカして書きますが、今、僕の実家周り(近所という意味ではなく親族という意味ね)では、決して愉快ではない話題が山盛りなんですね。しかも結構シャレにならない系の。両親もそのせいで少々疲れ気味のようで、「歳の割には若いね!」と言われ続けていた彼らも、さすがに老けてきました。それでも確かに世間一般の同世代の人よりは見た目若いけどね。
彼らの心配の種のひとつは確実に自分でもあることはわかりきっているので(結婚しない彼女いない転職してカネもないうつうつ、そんでもって実はゲイw)、少しでも心配をかけないように生きていかなきゃね(@ライブテープ)、と思いを新たにしたのでした。もう何度めかわからないけれども。僕にしか言えない愚痴、きっとある筈だと思ったから。
帰省をずっと躊躇っていた僕の背中を押してくれた増田さんとしげりさん、どうもありがとうございました。


もう一度初詣のお願いをしておこう。
周りの誰もが、つつがなく暮らせる一年でありますよう。

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2011.01.19

確かに本水、間違いなく本水。

このところの近況報告をやっと書ける日がやってまいりました。そうなの。2011年初の連休なの。だらだらしてるの。いいだろーっっっ。


■1/12
映画「9月11日」を観ました@ポレポレ東中野。正論やキレイゴトばかりでない、正面から介護についてぶつかりあっている、介護士たちの「生き様」がそこにはありました。現場の映像は殆どないにもかかわらず、まさしく介護のドキュメンタリー映画。とにかく登場する人がカッコいいのがポイント。この映画を観ながら僕のアタマをぐるぐると回っていたのは、中島みゆき「Nobody Is Right」。"正しさと正しさとが相容れないのは一体何故なんだ" どの人の言葉にも説得力がある。正解は一つじゃない。


■1/13
中野レコミンツで松江哲明×前野健太の新作DVD「DV」の予約を済ませた後、中島みゆき@東京国際フォーラム、東京公演千秋楽に行ってまいりました。相方氏がうっかり仕事の休み申請をし忘れていた(!)せいで、良席(1F8列!)にもかかわらずチケットがただの紙切れになるところでしたが、どうにか数年来のお久しぶり・B氏を捕まえまして、ご一緒して頂きました。どうもありがとう!! 初・生中島、ご堪能頂けたかしらん。
肝心のライヴはと言えば、11月よりも遥かにパワーアップしていてびっくり! 1曲ごとのうたいっぷりが本当に素晴らしかったー。終演後、かの瀬尾一三さまにばったり遭遇しまして、アイドルの如く両手握手してもらってしまいました。「楽しんで頂けましたか?」 ええそりゃもちろんですとも☆

そうそう、この日は隣の席の見知らぬおにーさんに突然声をかけられたのでした。「○○(第一部ラストの曲)、いいですよねー」
はい、確かに名曲ですが、いきなり同意を求められるとびっくりしますw


■1/16
夜勤。
さーてこれから頑張るぞー、とふと男子トイレに目をやると、なんと大洪水。うっかりオムツを流して詰まらせたらしく、奥の個室には身動きがとれぬまま立ち尽くすじーちゃんひとり。床には水、水、止めどなく水。じーちゃんもパニックだろうが、わたしたちもパニックだってば!!!
とりあえず職員三人がかりで拭き取ってみるものの、雑巾もモップも焼け石に水。そこでふと思い出して登場したのが、サンプル用に保管されてた超吸収オムツ。これがまあ笑えるくらいに吸い取る吸い取る。あっという間に掃除完了。オムツに泣かされオムツに救われた一夜でありました。
いやぁ、最近のオムツはハンパないね!

ってTwitterで呟いたら「夜会の『今晩屋』みたいですね」って言われたw
そんな優雅なもんじゃないし!
「天鏡」も流れてこないし!
流れてくるのは水ばかり!


■1/18
漸く厄除けに行ってまいりました。本厄、負けんもんね!


■1/19
なんかね、近頃みんなmixiからTwitterに流れているせいもあるのだろうけど、食あたりならぬ「呟きあたり」に遭遇することがこのところとても増えていて。mixiで長々と日記を書くよりも遥かにお手軽だもんね、一見。
でもさ、140文字しかないからなんも考えずにテキトーに書けるのではなくて、140文字しかないからこそ言葉を吟味した末でないと書けないのだと思うのです。短い言葉であればあるほど、切れ味は鋭いのだと思うのです。好きとか、嫌いとか、バカとか、死ねとか、心に突き刺さる言葉はいつだって短いのです。

こういうことを書くと「だったら読むな」てなことを言い出す人が必ずいるけど、それならわたしはこう言い返したい。「だったら書くな」と。
Twitterは限りなく独り言に近い「発信」だということがわからない人は、呟くのを今すぐに辞めた方がいいと、わたしは結構本気で、そう思うのです。

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2011.01.11

それでも足を運ぶのだ。

超久々に土日連休のシフトになりまして、さーて今度こそ帰省するぞー、と意気込んで爆睡(なんだそれ)していた土曜日の朝、わたしの目を覚まさせてくれたのは「同僚インフルに倒れる」の報でした。シフトの穴埋めで日曜日は見事出勤。帰省中止。連休も幻。新年早々こんなオチ。ま、去年わたしはノロで同じことやらかしてるからね、文句は言えまい。でもココでなら愚痴ってもいいよね。本当は帰りたかったんだよーーーーーッ。


というわけで、まだ2011年になってから2日間しか休んでいない、働き者のソラさんでございます。メールのレスやら日記のレスやらもろもろのご連絡やら、順番にこなしているつもりでいるのですが、追いついていないのはそんな理由です。
だと言うのに、こんな時期を狙い撃ちするかのように、周りの方々がライヴやら芝居やらの本番ラッシュを迎えておりまして、どーにかこーにか隙間を狙って二つだけ足を運んでまいりました。お伺いできなかったみなみなさま、念だけは送っておりましたのでお許しくだされ。


■JACROW「冬に舞う蚊(モスキート)」@サンモールスタジオ
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前回の「リグラー」を観てあまりにも衝撃を受け、待ちに待ちに待ちに待った新作を、夜勤明け一睡もせずに観てまいりました。眠りに落ちるヒマもゆとりも与えてくれないほどの、なんとも言えない圧迫感と威圧感、そして息苦しさを与えてくれる芝居でした。


作・演出の方は実際にサラリーマンをされている方らしく、状況設定も台詞運びのひとつひとつも話の流れも、なるほどのリアリティ。もう1シーン2シーン話の行方を追いたいぞ、というところで幕が下りるので、若干の消化不良というか物足りなさもありましたが、そこは狙いでもあるのでしょう。
小劇場での芝居としては結構な人数のキャストが出演しているように思うのですが、ひとりとして「とりあえず」な役も役者もいないのが素晴らしかったです。意外と多いからね、ああ、この役、ちょっと強引に当てはめたのかなあ、的なの。


前作同様、どうしても前職を退職するときの自分のことを思い出してしまい、おそらくあまり冷静には観られていない自覚があるのですが、あの状況下で「会社を辞める」という選択肢をとらずに、違う形でのドロップアウトを選んでしまう、というところが、世間一般ではきっと「やむを得ない」のだ、と思うと、なんとも言えない気分です。さっさと会社を見捨てることのできる自分でよかった。根性なしと呼ばれようが、社会人失格と呼ばれようが、人間失格よりはまし。


■鹿嶋敏行@Lasah
実は「ソラニワ」のときは舞台裏からしか聴けずじまいだったので、この日が純然たる観客デビューだったのでした。というわけで、新年早々念願が叶った鹿嶋さんライヴだったわけですが、いやもう最初から最後まで鹿嶋マジック炸裂で、堪能・満喫でありました。
スタンダードナンバーに造詣が深くない、音楽を知らないわたくしなので、知っている曲は決して多くはなかったのですが(わっはっは)、鹿嶋さんが実に楽しそうに、ふわふわと、それでいて凛然とうたわれるので、Lasahのお茶と、お店やお客さんの醸し出す空気と、この日開催されていたYosukeくんの個展に飾られたイラストも相まって、本当に心地よいひとときを過ごさせて頂きました。
いやー、うたう人によってこんなにもお上品なライヴになるのねー、と、先月の「そらさんいんらさ」を思い出しつつ反省もしたりして(笑)。


ギターのサポートで参加されていた久保田さんは、実はわたしがちょこっと気に入っていたバンドのギタリストさんでもあり(そういえばそのことを当日お話するのを忘れておりました……残念)。この方もなんともいえないほんわかした佇まいのお方で、それでいてギターがまた素晴らしく上手くて、ただただ聴き惚れてました。
曲を歌い出すときに、鹿嶋さんと久保田さんとアイコンタクトを取るのですが、そのときの鹿嶋さんがまぁなんとも言えないチャーミングな仕草をするのですよ。雛鳥が親鳥に餌をせがむような、もっと言えばキスを待っている瞬間のような。で、イントロが始まるとそれが溶け出すかのように笑顔になるのですね。ああ、この人は本当に音楽を、久保田さんのギターを、愛しているんだろうなあ、と思わずにいられない、素敵なシーンでありました。
「谷間に三つの鐘が鳴る」と「蘇州夜曲」が特によかったな。


ライヴ終了後、この日の仕事で若干腰を傷めていたわたしを、主賓自ら(まさしく)手当てしてくださったり、
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二子玉川と言えばコレ!という(?)、念願の鮎ラーメンを食したり、
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いやはや、本当に行った甲斐のある一晩でありました。(メインはどれだよ

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2011.01.06

謹賀新年2011。

遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
2011年もより一層の御贔屓の程、よろしくお願い致します。


年末にノロやらライヴやらでどどっと休みを戴いてしまったせいもあってか、明けて松の内は日曜日以外毎日仕事、という嫌がらせのようなシフトであります。今日も今日とてこれから夜勤。ええ働きますとも。
というわけで年賀状も年賀メールも年賀コメントも年賀ツイートも、全然追いついておりません。まぁ毎年のことですけどねーわっはっは。取り急ぎこの場をお借りしてご挨拶させて頂くわたしを本年もどうぞよろしゅう。


初の年越し夜勤で迎えた新年、だったのですが、仮眠しながら聴く職場の近所の除夜の鐘、というのもなかなかにオツでしたよ。じいちゃんばあちゃんはこの日ばかりはと紅白を観るのかと思いきや、最初のヤングな方々の歌に全くついていけず、むしろいつもより早くご就寝で、代わりに我々職員が勝負の行方まで見届けてあげる、という何の意味もない展開。全体的に地味めな紅白だったかな? てな印象でありました。
「母ちゃんを意識した衣裳です」とのコメントを引っ提げて登場した小林幸子は、予想通り母ちゃん要素ゼロでちょっと笑いました。鶴、動きぎこちなさすぎ。「トイレの神様」には賛否両論なようですが、普通にいい歌だと思うけど。ついつい耳を傾けてしまうのは曲の構成とアレンジの妙だよね。ドリカムは「ライヴのエンディング曲」として観るなら絶品でしたが、個人的にはトリじゃなくてもよかったんじゃないかなー、と。マイベストパフォーマンスはHYでした。ああいう曲で出るとは思わなくて。


相方氏とのスケジュールがなかなか合わず、初詣に漸く行けたのは3日の仕事後。しかも連絡の行き違いで某神社に到着したのは閉門時間ぎりぎり。投げつけるようにお賽銭を入れ、早口言葉で願いごとをし、甘酒を飲み干し、何故か新年恒例になりつつあるシズラーでの夕飯を食べてまいりました。受付時間が過ぎていたため厄除け祈祷を受けられずじまいだったので、本厄の我々、後日もう一度初詣第二弾(?)に出向く所存でございます。


今年の願いは「つつがなく」。僕も、あなたも、みんなつつがなく。
小さなことで笑い合えるような一年でありますように。

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