« こんにちは赤ちゃん。 | Main | おかえり、ただいま。 »

2009.04.25

ダイヤル117。

えー、いつもはこのblogへはmixi日記から見映えの良い内容だけを抜粋して(笑)転載しているのですが、たまにはオリジナルで綴ってみましょ、てなわけで、敢えて今日まで触れずにおりました近況報告などを。結構ヘビーな話ではあるのですが、自分では案外飄々としている感じなので、あまりあれこれと勘繰らずに、文字通りにお読みいただければ幸いです。
 
 
 
 
 
えー、わたくし、2月に、生まれて初めてカウンセリングを受けてまいりました。うつ病までは行かないけれど、抑うつ状態、だってさ。これまた生まれて初めて、安定剤を処方してもらっちゃった。
 
 
12月に職場を異動してからというもの、それはもうストレスが半端なくて。もともと社会不適合者の自覚がある自分だというのに、求められているのは超エリートサラリーマンへのオーダーばかりで。それまでの「まず人ありき」の環境に慣れすぎてしまっていた僕には、とことん成果主義、数字取れてナンボの今の環境はさながら異次元で、じんわりとアレルギーを起こしてしまっていたみたいです。
2月に入ってから特に、日曜日の夜になると心が重くて、明日また職場に行かなければいけない、ということがひとりで抱えきれずに、相方氏に辛くあたってしまう日々が続いてしまっていたのでした。
 
更に追い討ちをかけるように、2月下旬にトラブルが頻発してしまい、部下のミスは管理者の責任、てなわけでクライアントからは激しい叱責の嵐。
あなたにはこの仕事は向いていませんってさ。
あなたにはこの仕事を任せられませんってさ。
あなたにはこの仕事をする資格がないってさ。
直属の上司ならパワハラだと訴えれば勝てそうな程の罵詈雑言を聞きながら、ぽきっ、と何かが折れる音がした冬の夜を、たぶん僕は一生忘れないと思います。
 
ほら、だから最初から言ってたじゃんね。
僕にサラリーマンなんてできるのかな、ってね。
 
 
40人を超えるAGを抱えていたわたくし、みんなの契約更新だの面談だのも担当しなければいけないわけで、「えー、辞めるとか言わないでもうちょい一緒に頑張ろうよー」なんて台詞を今まで何人に投げかけ、それにYESと言ってもらったか。それなのに自分から真っ先に仕事を投げ出すなんて、どれだけ無責任なことだろう、と今でも思っているのだけれど、当然やらなければいけないことが山積みなのはわかりきっていたのだけれど、ごめんね、もうくたびれきってしまったんだよ。
 
タイミングがタイミングなので、クライアントに文句言われたから仕事辞めるのか、的な展開だったのですが、個人的には今の仕事で定年を迎えるイメージが全く持てずにいたこともあり、「次」のことはずっと考え続けていました。社員になる話をいただいたときも、異動の話をいただいたときも、あ、もしかしてこれも何かのチャンスかもしれないな、と思うことにして、とりあえず来た波には乗ってみることにしたものの、やっぱね、もともと泳げないヤツに波乗りは無理だった、ってことかと。
 
 
愚痴を聞くのは誰も好きじゃない、ってのはみゆきさんの歌詞ですが、だからこそ、愚痴を言うのが僕は好きではありませんでした。いつの間にか、ひとりで抱え込む癖がついていました。ネガティブな話を聞くとネガティブが「うつる」から、そういう人からは距離を置くようにするとか、それが生きる「コツ」なんだとか、そういうごもっともな話も耳にします。
 
そりゃあね。愚痴なんて、言わずに済むなら言いたくないし、聞かずに済むなら誰だって聞きたくないよね。でもさ。
誰にも打ち明けられない思いは、どこに持っていけばいいの。
飲み込んで飲み込んで、溢れ出てきてもそれでも我慢すればいいの。
口にするだけで軽くなれることって、もしかしたらあるんじゃないの。
それってそんなに、悪いことなの。
 
初めて受けたカウンセリングの場で、先生は自分でも驚くくらいに、何もかもをただ受け止めてくれました。肯定も否定もせず、ただそのままに。結論も単純明快でした。
いつも分析されたいわけじゃない、いつも答えがほしいわけじゃない。ただ聞いてほしいだけ。耳を傾けてほしいだけ。胸のつかえのなくなっていく音が聴こえるかのようでした。
 
速やかな休養が必要、と書かれた診断書を渡された病院の帰り道、ふと頭の中をこのうたがよぎって、不覚にも泣いてしまったり。


極端な言い方かもしれないけどさ、
仕事なんて、正直どうでもいいの。
生きてさえいければ、なんだっていいの。
ただひとつだけ、音楽だけは嫌いになりたくないの。
どうか離れていきませんように。それだけを願っていました。
 
 
それから、暫くの間は仕事を休ませてもらえませんでした。上司(直属の上司と課長)には診断書も見せてありのままを全て伝えて、退職・転職も含めて考えているということまで洗いざらい話したのですが、「私だって今病院にかかったら同じような診断書を書かれるかもしれない」とかなんとかのたまわれ、なんだか軽くあしらわれてしまった感じで。
「1ヶ月の休養が必要」と書かれた診断書はまるで読まなかったかのように、「いきなり休まれると仕事が回らないから」「クライアントに説明がつかないから」ということで、「この日まではとりあえず来て」「あとはだんだん来る日数を減らして」等々、最初から最後まで会社都合の話を繰り返されてしまいました。「そりゃタイヘン、とにかく休んで」なんて言葉を期待するのが間違いだったか。
 
まぁ、想像はついていましたが、つまりは単なる「コマ」なのよね。ココロを病みました、なんて従業員は、上司にとって「ジャマ」なのよね。それでも直属の上司は出来る限りのことをしてくれていたので助かりましたが、これでいざホンモノのうつ病になったとしても、責任なんて誰もとってくれないわけでしょ。
もちろん、自分の体調で会社にも周りにも多大なる迷惑をかけていることなんて、誰に言われなくたって自分がいちばんよくわかっておりますが、それにしてもさ。会社なんてそんなもんよね。とわかっただけでも収穫だったのかもしれませぬ。
 
 
そんなこんなで。わたくし、4月末をもって退職することになりました。
もう次の職場も実は決まっているのです。全くの異業種ですが。いろいろな意味で予想外の展開なのですが、振り返れば今までの人生まるごと予想外の連続だったしねえ(汗)。
歩く速さで、てくてくと行ってみましょか。

|

« こんにちは赤ちゃん。 | Main | おかえり、ただいま。 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference ダイヤル117。:

« こんにちは赤ちゃん。 | Main | おかえり、ただいま。 »