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2008.06.25

ふたりのM、陰に潜むM、そして犬。

噂では耳にしておりましたが、予想を上回る衝撃ネタでございました。
 
■<松田聖子>中島みゆきと化粧品CMに 富士フイルムが本格参入

> 白い犬を連れて街頭に立つ中島さんのバックに
> 松田さんの「渚のバルコニー」が流れ、
> さらに中島さんが化粧をしながら口ずさむ

ええええええええええ
 
それ聖子の曲、ていうかユーミンの曲……
そーか、前回のツアーで吉田拓郎をカバーしたのはこのCMの布石か!
 
相変わらずCMには犬が登場するそうなので、後で
「化粧品のCM、しかも聖子さんと共演だなンて、
 そんな畏れ多いとお断りしようと思ったンですけど、
 犬が出るってンでつい、気がついたら引き受けてました」
とかなんとかコメントを出すみゆきさんが目に浮かびます……。
 
松田聖子篇では「時代」を口ずさむ、らしいのですが、
どうせなら「クレンジングクリーム」とかにしてもらわなくちゃねえ。
 ♪クレンジングクリームひと塗り 老いた女現われる
あ、「黄色い犬」ってのもいいな。
 ♪彫り深く描けコスメティク 白く白く塗れコスメティク
でもさすがにこれはまずいか。
 ♪化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど
  今夜、死んでもいいからあああ きれいになりたいーいーい

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2008.06.24

僕らは愛を探している。

「みんなに嫌われてもいい。好きな人にたくさん好きになってもらえたら、そっちのほうがずっといい。」
これはきました。がつんと。
 
「ぐるりのこと。」でのカナオ(リリー・フランキー)の存在感が、僕にはなぜだか無性に相方氏を彷彿とさせていたのだけれど、映画を観て、やっと気付いたこと。
翔子(木村多江)が、僕に似ているんだ。
これは翔子とカナオの話であり、僕と相方氏の話でもあるんだ。たぶん。
 
何事もきっちりとしたがる性格で、
でもそれがだんだんできなくなっていって、
そのことがいちばん自分で納得できなくて、
ただただ自分を責め続けるしかなくて、
やがて絵を描くことで少しずつ自分を取り戻していく、
 
その間、ただ側にいるだけのカナオ。
踏み込まない。けれど、決して手を離さない。
この、凄まじさ。
 
どうしても、どうしても、5周年のお祝いに観たかった映画。
一緒に観られて、本当によかった。
川崎の街は雨が止まなかったけれど、
帰りの電車がことごとく止まって、終電に間に合わなかったけれど、
たぶん一生忘れない日曜日の夜だと思う。
 
 
前日にはやはり降り止まない雨の中、同じ場所でAkeboshiのフリーライヴを聴いた。「キャンドルナイト」というこの日の主旨を半強制的にぶち壊す空模様の下、PAの調子がイマイチで若干演りにくそうではあったけれど、相変わらず朴訥な、それでいて雄弁に語り出す音楽が、そこには流れていた。
今朝、つい先日発売されたニューアルバムの特典DVDに収録された、アルバムのレコーディング・ドキュメントを観ていたら、「ぐるりのこと。」の音楽に、彼が起用された理由が、なんだかちょっとわかったような気がした。
 
本当に必要なシーンでしか音楽が使われていない「ぐるりのこと。」で、ラスト、「Peruna」のイントロが流れてくる瞬間の、なんともいえないあの空気感。
「Peruna」って、じゃがいものことなんだってさ。
ごつごつしてて、いびつで、でも食べるとほくほくしてて、あったかくて、まるでこの映画とこの音楽みたいだと思った。

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2008.06.19

二人で点したあの部屋のキャンドルは。

「100万人のキャンドルナイト」というイベントをご存知ですか? 夏至の日の夜、2時間だけみんなで電気を消して、ろうそくの灯りでスローな夜を過ごしませんか(超意訳)、てなイベントです。
 
今年の夏至は今度の土曜日で、個人的にも意味ある日だったりするのですが、実はこの日にライヴに出演してみませんか、というお誘いがあったのです。諸々の事情でお断りをしてしまったのですが。
そしたらアナタ! なんと川崎での「キャンドルナイト」のイベントで、Akeboshiがフリーライヴをやるってゆうじゃないですか! あたしこれのためにお断りしたのかも!(違) というわけで、晴れたら足を運んでみようかなあ。
因みにわたくし、Akeboshiのライヴにはこれまで何度も足を運びましたが、実はおカネを払って聴いたことが今まで一度もありませぬ(笑)。ぜーーーーーんぶフリーライヴ。お財布に優しいアーティストです(笑)。
 
「キャンドルナイト」関連のイベントは全国各地で行われるのですが、このうち横浜で開催される「Ecological Arts Night」ではなんと、知る人ぞ知る(?)シンガーソングライター・福田典之氏が、さりげなく復活ライヴをするみたいです。びっくり。
この方、デビュー以後もろもろ紆余曲折があったようで、一時はご病気で休養されていたらしいのですが、最近また本名名義で活動再開されたのだとか。こっちもちょっと気になるんだよなあ。や、だってかわいいじゃないですか(笑)。実はファンだったの昔。

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2008.06.11

お土産言葉。

自分が出演したライヴをスチールやビデオで撮影されることが、記録としてとか、反省材料としてとか、そういう意味合いを引いてしまえば、僕は非常に苦手です。むしろ積極的に嫌いと言ってもいいほどに。
自分があまりにもフォトジェニックではないから、というのも大きな理由ですが(とほほ)、カメラで撮影する人の中には、残念ながらいらっしゃるんですよね。こっちのことなんてお構いなしに、ただいいアングル・いいショット・おいしい瞬間のためだけに力を注ぐ人が。もしかしたら出来上がりの写真や映像はお見事なモノなのかもしれませんが、きっとそこに映っている僕は、たいそう仏頂面をしていたことかと。
でも、陳腐な喩えで恐縮ですが、あたかも空気のような存在感で、ただありのままを撮ろうとしてくれる人もいる、ということを知ったおかげで、最近でこそだいぶ慣れてきましたが。
 
とはいえ、ライヴはイコール生モノですんで、やっぱ写真や映像だけでその場の空気感までは伝わらないじゃあないですか。
(だからわたしもCDをなかなか出さないんですけど。嘘。)
という理由が全てかどうかはわかりませぬが、これまで頑なに拒んでいた筈の、みゆきさんの初ライヴDVD(&CD)が、このタイミングでリリースされることになったのは、少なからず何らかの目論見があるような気がしなくもないわけであります。
選曲も初のリクエストを募ったし(殆ど反映されてないけどw)、
相当久々のカバー曲もうたったし(少なくとも僕は初聴きでした)、
まさかこれでしばしコンサートツアー見納めとかじゃあねえだろうな、なんて勘繰りたくもなるほど。
 
今年は「夜会」の年なのでツアーがないのですが、その渇きを癒すに余りある、でもとてもシンプルなライヴ映像でありました。「地上の星」のリアレンジ・ヴァージョンのうたいっぷりも凄まじいのですが、なんといっても「命の別名」「ファイト!」「重き荷を負いて」が圧巻。ラスト、舞台袖に引っ込んでからメンバーの奏でるアウトロに耳を傾けているみゆきさんの表情にちょっと泣けました。
同じ時代に生まれてくれて、こちらこそありがとう。って感じです。
「歌旅」、よかったら是非ご賞味のほど。

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2008.06.09

僕を怯えさせるもの。

「誰でもよかった」というフレーズを、
今年に入って一体何回耳にしただろう。
 
僕がかつて池袋で働いていた頃に、東急ハンズ前での通り魔事件が起きた。そこは職場へ向かう途中の通り道で、その日僕がそこを通ったのは、事件発生のほんの数時間後だった。そのときは、集まっている報道陣の意味も、取り囲んでいる人だかりの意味も、何もわかってはいなかった。あの日はたまたまシフトが遅番だったのだが、もしも違うシフトだったなら、僕はあの日あの場所で殺されていたかもしれない。
 
あなたが、そして僕が、今夜こうして何事もなく呼吸をしていられるのは、
単なる偶然に過ぎないのだと思う。
あなたが、そして僕が、今夜こうして誰の命も奪うことなくいられるのは、
単なる偶然に過ぎないのだと思う。
それは、あなたが、そして僕が、今日秋葉原に行かなかったからではない。
 
 
マスコミも、ネットも、こぞって今日の事件のことを報じている。
不運にも命を落とされた人々に、僕はかける言葉すら持っていないけれど、
 
ただひとつ、
 
犯行現場に群がる人々の中に、嬉々として携帯電話で写真を撮り続ける人が(しかもたくさん)いたことの方が、
僕をぞっとさせたような気が、している。

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2008.06.03

それで何を描くのだ。

手塚治虫という人は、天真爛漫な作品も描いてはいましたが、反面ひたすらダークな、人間の汚さやずる賢さから目を逸らさない、というか、むしろそこだけを一点集中で見つめるかのような作品もたくさん描いていて、みゆきさんファンの僕としては、後者の作品に強く惹かれてしまうのでした。
完全に別格の「火の鳥」を除いて(あれはもはや神の領域)、個人的に手塚治虫ベストワンだと思っている(そしてそれは少数派かも)作品、「MW(ムウ)」がなんとこのたび映画化されるのだそうで。数ある手塚作品の中から、なんでまたよりによってこれを選ぶ(笑)。
ご存知の方はご存知かと思いますが、ホントーに救いようのないお話なんすよ(でも超傑作なので未読の方は是非お試しあれ。ラストがたまらんのよ)。んでもって、ストーリーの重要な要素を占めているのが「同性愛」でして。だからわたくし、このニュースを知ったときにはわくわくしたわけですよ。
それがさー。主演が玉木宏と山田孝之という段階で既に「?」だったのですが、「今作では同性愛は描かず」だと。なんだそれ。ストーリーの鍵となる要素をあっさり外せるその神経が全くわからん。みゆきさんの夜会「2/2」が映画化されたときの憤りを思い出しました(笑)。
というわけでたぶん映画は観ません。嗚呼。
 
そういえば、次回「夜会」の先行予約が始まりましたですよ。今回もS席にまんえんですよ。うはー。また塩を舐める生活か……………。

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